釜田佳直 田中靖洋 小松市出身の現役ピッチャーが同日に抹消

【22日の公示】楽天・釜田佳直が登録抹消。
パ・リーグでは、楽天の釜田佳直が出場選手登録を抹消された。釜田は18日に登録され、21日オリックス戦の８回に今季初登板を果たした。ところが、先頭の吉田正尚から４連打を浴びたところで試合は濃霧のためコールドに。アウトを一つもとることなく一軍を離れることとなった。
出場選手登録抹消
楽天
投手　釜田佳直
ロッテ
投手　田中靖洋
以上、転載

2人しかしない、小松市出身の現役ピッチャーが同日に抹消。珍現象となった。
釜田の内容が酷すぎる。そろそろなのだろうか。釜田のルーキーイヤーは最高に楽しませてもらったので、悲しいものがあるが、プロとしてはコントロールが。
田中の内容は悪くないはず。故障の可能性もありそう。田中は釜田より6つも年上だが、西武をクビになってから、ロッテで頑張っているので、まだまだやってほしいのだが。彼の実家がある町は、自分の散歩コースだし。

おまけ
釜田佳直と吉田正尚は同じ歳。隣県の強豪校同士だし、高校時代に対戦したことあったかも。釜田のプロ1年目の活躍を見て、吉田もモチベーションを高めたはず。

黒川史陽

智辯和歌山の1学年上に林晃汰がいた。夏の甲子園の大阪桐蔭戦で2年の林晃汰が欠場（疲労骨折だったらしい）し、代わりに3番に入ったのが、1年の黒川史陽だった。「1番見たかった林が出ないのは残念だけど、まだこんなにいいバッターがいるのか」と、驚くくらいのレベルだった。
この試合は大阪桐蔭が勝ったのだが、試合後の整列の時、大阪桐蔭のメンバーが林に「何で出ないの？」と、訊いていたのが印象に残っている。林は大阪桐蔭としてももっとも警戒すべきバッターだったのだ。

高校時代、黒川と林はフルスイングにこだわり過ぎなのではないかと思っていた。結果として、二人とも上級生になるにしたがって、フォームを崩して、打率を残せなくなっていった。フルスイングするバッターより、軽く振ってホームランを打つバッターの方が偉いような気がするのだが。

昨日、楽天の2軍戦で、ヤクルトの奥川と対戦した黒川の打席を見た。高校1年の時の、打席での自然体な感じが戻ってきていた。身体もずいぶんと立派になったし、これなら、かなり打ちそうだ。

郡司裕也と津田翔希のスーパープレー

5年前の高校日本代表で、この二人が見せたスーパー連係プレーが忘れられない。
バッターがバントの構えから、バットを引いたので、1塁ランナーが飛び出した。キャッチャーの郡司はまだカバーが入りきれていない1塁めがけて送球。セカンドの津田は走りながらそのボールを取って、後ろ向きでグローブをベースの脇に置いた。結果、ランナーがそのベースめがけて滑り込んできてアウト。
高校日本代表という急造チームで、これをやった二人は野球センスバツグンってヤツですよ。

奥川恭伸 高校2年の春

高校2年のセンバツの後、春の石川県大会があった。奥川は準決勝で1イニングだけ投げたはず。そして、失点した。「どうして奥川がこんな相手に点を取られるんだ」と、ちょっとびっくりした。
次の決勝の相手は、星稜とともにセンバツベスト8の航空石川だった。奥川は先発して、完封。準決勝はあくまでも調整と練習の場だったようだ。

高校2年春の時点でこのレベルの意識を持っていた奥川は、2軍の試合をどう考えているのだろうか。奥川がマジで相手を抑えにいっているとは思えない。

本気を出すのは、あくまで1軍のデビュー戦だろう。5イニング程度しか投げないだろうから、ゼロに抑えるのはもちろん、ヒットは1本以内でいってほしい。そして野球ファンを驚かせてほしい。5回をパーフェクトでも、俺は驚かないけど。

武岡龍世 父親の気合

プロ野球をめざして、四国から青森の高校に行って、実際に指名されたのは凄いと思っていたのだが、青森には大学に入学する3歳上の兄といっしょに行ったみたいだ。となると、本人より気合を入れていたのは、父親ということになりそう。今年、武岡の兄がドラフト指名されたら、とりあえず大成功。そうなる可能性はかなりありそうだ。

鈴木誠也は中学生だか高校生の頃、家で勉強しようとしたら、「そんな暇があったら、走ってこい」と父親から言われたようだ。
角中勝也は小学生の頃、父親が経営している工場の一角にバッティングマシンが置かれていたとか。毎日打てと言われていたのに、ある日、サボって寝ていたら、夜遅くに帰ってきた父親に起こされて、マシンを打たされたらしい。

プロ野球選手の親には気合の入った人がいっぱいいるようだ。ビリギャルの主人公の父親を思い出して、疑問に思う部分もあるのだが、彼らの息子は結果を出しているので、これでいいのだろう。

長岡秀樹 ヤクルト 高校1年の秋の大会

この秋の千葉大会で、八千代松陰は習志野高校に 0-2 で敗れた。負けたとはいえ、習志野高校を2点に抑えたので、いいピッチャーがいるのかもしれないと思い、ネットで調べてみた。そうしたら、高校野球の記事はピッチャーをほぼ無視して、ショートの長岡秀樹のことばかりを褒めていた。この記事を見た長岡のモチベーションはさぞかし上がったことだろう。
「高校野球の記事が選手を育てる」って、ありだと思う。