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感電 米津玄師 その4 [音楽]

歌詞に「Highway Star」が出てくるのは、「Deep Purple」っぽいキーボードの使い方と関係があるのかも? 「Deep Purple」っぽいキーボード直後の、コードのみの部分がノリを加速させる。

「失ったつもりもないが、何か足りない気分」、この詩はもどかしさの表現として最高。

「誰にも知られないまま」の「まま」の部分のメロディーの沈め方。再度上げるために、一回落としている。

リズムはノリがいいのに、だるい。だるいのに、ノリがいい。
「睡蓮とサイレン」は、わざと退屈な部分を作ることで、飽きにくくするための仕掛け。
その直後に来るのは、初めてLemonを聴いたときに驚かされた、米津お得意の空白タイム。
次のフレーズを盛り上げるために、「睡蓮とサイレン」2発と、空白タイムが存在している。

LemonとFlamingoを聴いたときは、「世界一の曲とは言えない」と、思っていたが、「感電」は音楽史上世界最高でしょ。むしろ、LemonとFlamingoはこの曲を作るための練習だったように感じられる。

聴けば聴くほど、ノリの良さと散りばめられた小ネタに笑ってしまう。
この曲は、人類が月より遠くの星に着陸して、歩行したくらい価値がありそう。

もう200回くらい聴いた。
クルマのなかでリピート、散歩中もプレーヤーでリピート、
寝る前もプレーヤーのタイマーでリピート、
タバコ休憩中もリピート。
考えなくていい作業中もリピート。
リピートあるのみ。

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感電 米津玄師 その5 [音楽]

行列の女神「らーめん才遊記」に出てきたセリフ、「情報を食べてる」。普通の人たちは味がわからなくても、有名店で食べて、それなりに満足している、ということ。
音楽も同じ。普通の人たちは、ヒットしている曲を聴くことでそれなりに満足している。
「感電」の凄さを感じられない人は、残念ながら、一生音楽を理解できないだろう。「鳩ぽっぽ」程度の曲で満足していればよい。それがイヤなら、音楽史上世界最高をとことん味わって、感じるしかない。
そうするといいことがある。俺は米津の曲を聴くようになってから、アレンジの良し悪しが少しわかるようになったし、「鳩ぽっぽ」程度の曲をすぐに判別できるようになった。




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