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「大き過ぎて潰せない」再び 堀古英司さん [堀古英司さん]

今後考えられる最善のシナリオは事前調整型の、比較的小規模国の債務再編でしょう。EUがこれまでのような、大袈裟な発表、問題先送り、遅い対応、隠蔽体質を即座に改め、早期に痛みの伴う公的資金や債務免除の調整に着手する事です。一方最悪のシナリオは、EUの体質が変わらず、結果としてリーマンショック以上の金融危機に発展してしまう事でしょう。
(2011年9月23日記)
以上、転載
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ダブル・ディップ・リセッション 堀古英司さん [堀古英司さん]

個人消費の不振の背景には厳しい雇用情勢があり、その雇用情勢を改善させられる策に乏しいとなると、この先覚悟しなければならないものがあります。それはリセッションです。アメリカでは数年の内に2度景気後退期が訪れる、いわゆるダブル・ディップ・リセッション(Double-Dip Recession)が起こるのは珍しい事です。しかし、その珍しいダブル・ディップ・リセッションが前回起こったのは1980年代前半です。しかも、今は当時よりも厳しい状況なのです。
アメリカ経済は2007年末から約1年半のリセッションを経験しました。上記の通り、今回2度目のリセッションの前兆はあちこちに表れていますし、1980年代前半との比較ではほぼ確実です。しかし株式市場はまだ、ダブル・ディップ・リセッションのシナリオは織り込んでいないようです。この認識ギャップは当然、今後修正されていくはずです。
(2011年9月2日記)
以上、転載
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景気悪化は正常化の過程 堀古英司さん [堀古英司さん]

財政に絶対の制約がある今、景気が落ち込んだ時に取れる政策は金融のみでしょう。そういう意味では金融引き締めなど、一部市場で予想されている今年末よりもずっとずっと先の話でしょうし、QE3の可能性も十分考えられるでしょう。ただ今月末QE2を終了すると表明している以上、バーナンキさんの舌の乾く期間も考えれば、当面株式やドルは売り圧力、債券は買い圧力がかかりやすい展開になると見ています。
(2011年6月10日記)
以上、転載
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財政と金融、共に引き締め局面へ 堀古英司さん [堀古英司さん]

現在の景気状況であれば、QE2も予定通り6月末で終了する可能性が高いでしょう。私は2011年の株式相場について、前半は財政・金融政策の余韻で上昇が見込めるものの、後半はその反動が出てくると見ていましたが、果たしてどうなるか。
『Daily MONEY JAPAN』2011年4月13日(水)より転載
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元はと言えばQE2… 堀古英司さん [堀古英司さん]

チュニジアで勃発した北アフリカの反政府デモはエジプト、リビアに飛び火しています。共通しているのは昨年8月以降の食料価格急騰をきっかけに庶民の生活が苦しくなり、長年君臨してきた独裁政権への不満が爆発してきている事でしょう。
(中略)
QE2という、一見関係がないように見えるアメリカの金融政策が、北アフリカの独裁政権を倒すという、誰も想像しなかった結果を生んでいると言っても過言ではないと思います。そしてこのQE2、今後も様々な副作用をもたらしてくる事になると見ています。
以上、Daily MONEY JAPANから転載
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物価が上がっているのか通貨が下がっているのか? 堀古英司さん [堀古英司さん]

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/horiko/horiko_20110214.html
多くの人は価値の尺度としての通貨の機能に慣れてしまっていて、あまり逆の考え方をする機会がないのではないかと思います。モノの値段が上がっている時、なかなか「モノの値段が上がっているのではなくて、通貨の価値が下がっているのだ」という見方をする事はないでしょう。これはまるでコペルニクス前の天動説のようです。しかしたまには、物価にも地動説的な見方をする事も必要だと思います。
以上、転載
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2012年の大統領選挙を見据えたオバマの戦略は? 堀古英司さん [堀古英司さん]

2009年3月以降も2010年末にかけても、それぞれ約70兆円規模に上る景気刺激策は株式相場の大きなサポート要因となってきました。確かにオバマ大統領は2016年の再々選はありませんし、現在実施されている景気刺激策は大統領選の2012年まで続くので、その後の事は気にしなくて良いのかもしれません。しかしこれだけ景気刺激策に素直に反応してきた株式市場にとって、今後5年間財政のサポートが無くなる事の意味は小さくないでしょう。金融危機後、何度も問題を先送りしてきたツケが回ってきているという事です。
以上、Daily MONEY JAPANから転載
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最大のリスクはGDPの100%を超える連邦債務に対する懸念 堀古英司さん [堀古英司さん]

私は2011年、アメリカ経済にとっての最大のリスクは戦後初めてGDPの100%を超える連邦債務に対する懸念だと考えています。住宅市場が低迷し、失業率が高止まりする中でも、好調な消費がこの懸念を払拭し続ける事ができるのか。現時点でははっきりしない「消費好調の理由」が鍵を握っているように見えます。
以上、Daily MONEY JAPANから転載
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‘10年末商戦ヒット商品&企業 堀古英司さん [堀古英司さん]

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/horiko/horiko_20101213.html
第一に今年顕著なのは、靴のメーカーや専門店の株価が大きく上昇している事です。靴というのは一応消費財でしょうが、ある程度我慢して修理とかも施せば長く履けない事はない。特に金融危機後は消費者にとって格好の節約対象となってきたのでしょう。しかし金融危機が遠のいた事で、ここに来て一気に買い替えブームが訪れたという事かもしれません。ムートンブーツで有名なUGGを傘下に持つデッカーズ(DECK)の株価は9月以降90%の上昇率となっています。この他合成樹脂サンダルのクロックス(CROX)も同期間40%以上の上昇。靴専門の小売ではシューカーニバル(SCVL)が75%、DSW (DSW)が65%、フットロッカー(FL)が65%と驚きの上昇率となっています。今年の年末商戦No.1ヒット商品は靴と言っても過言ではないでしょう。
以上、転載
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