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国際石開帝石、豪LNG事業に開発資金1兆円調達 [企業]

2010/09/23 日経Web刊より
国際石油開発帝石の北村俊昭社長は日本経済新聞の取材に応じ、オーストラリア沖で計画中の液化天然ガス(LNG)開発に充てるため、「仏トタルと組み、事業向け融資(プロジェクトファイナンス)で1兆円を調達する」方針を明らかにした。2011年にも開発計画の詳細を詰め、資金を手当てする。
国際石開帝石は16年にも権益の76%を握る豪州沖のLNG事業「イクシスガス田」の生産を始める予定。同事業は今後2兆円程度の開発資金が必要になる見通しで、8月末までに公募増資5200億円を完了させた。
自己資本を増強したことで「シングルA格以上の格付けを維持できる見通しが立った」と判断。事業パートナーのトタルと共同でプロジェクトファイナンスによる調達交渉を本格化した。「財務アドバイザーを通じ、国内外の金融機関と条件を詰める」という。
国際石開帝石は豪州やインドネシア沖での大型LNG開発をテコに、現在日量40万バレルの原油・ガス生産量(原油換算)を20年までに倍増させる方針。豪州沖のLNG事業を含め今後7年間で4兆円の投資を計画しており、うち2兆円弱を借入金やプロジェクトファイナンスによる調達で賄う見通し。
北村社長は「負債がピークに達する17年3月期でも自己資本比率は50%以上、純有利子負債が使用総資本に占める比率も20%前後を維持できる」と述べ、一定の財務の健全性を保つ考えを強調した。
以上、転載
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