佐々木朗希はとにかくゆっくり。

昔、テニスのウィンブルドン決勝をテレビで見ていたとき、不思議で仕方のなかったことがある。190センチ以上の人間同士の試合とは思えないほど、動きがスピーディだったからだ。当時の日本人のスポーツ選手は、大きいイコール鈍い、だった。大谷翔平が登場したことで、スポーツにおける日本の課題はようやく克服されたように思える。もし大谷がテニスをやっていたら、世界ランク1位が取れたはず。
大谷は高校時代に、投球禁止や練習禁止の期間がかなりあったらしい。花巻東高校や日ハムは、医師とも相談しながら、高身長の選手を育てるノウハウを蓄積していったのだろう。高身長で素質もありながら、痛いのを我慢して練習や試合をして、故障していった人たちは多いはずだ。
佐々木朗希はとにかくゆっくり。あくまでこれが基本だ。