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<あるてん> 松本大さん [松本大さん]

報道によると大阪の老舗酒造会社が醸造アルコールを混ぜながら「純米大吟醸」などと偽って出荷していた疑いがあるとのこと。これはなんたることか!創業凡そ300年の老舗とのことですが、言語道断とはこのことです。
私は純米酒が好きです。純米酒は水と米と米麹だけで作られ、醸造アルコールを混ぜることは許されていません。純米だろうが純米吟醸だろうが純米大吟醸だろうが、純米と書く以上は醸造アルコールは入れられないのがルールです。逆に純米と付いていなければ必ず醸造アルコールが入っています。醸造アルコール入りはあるてん(=アル添=アルコール添加)と呼ばれ、純米飲みの間では嫌われます。私は基本純米しか飲みません。美味しいし、スッキリしているし、翌日に残らないし。
以前ある有名そば屋で、メニューに純米と書いてあるのを頼んで飲んでみると一口で怪しい、即ち純米ではないのではないかと感じ、店の人に瓶を持ってきてもらったら果たして純米ではなく、指摘をしたらそうなんですかと云われて閉口したことがあります。これは開き直られたのかも知れませんが、そもそも純米ルールを知らなかった感じもあり、かなり呆れました。今回の大阪の酒造会社の社長も、「味がほとんど変わらないので、その場しのぎでやってしまった。反省している」と云ってるそうで、味が変わらない訳ないじゃないか!流石にお酒を造る人は(杜氏など)ちゃんと味の違いは分かるでしょう。となると味の分からない社長の横暴か。イカンです。これはアカンです。杜氏は声を上げたが潰されたか。内部統制、ガバナンスの問題でしょうか。
「人は自分のモノサシでしか測れない」と云いますが、味覚をナメてはいけませんね。
2月26日
以上、全文転載
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コメント 1

(。・_・。)2k

飲食の老舗にこういうことが多いのは
本当に残念ですね

by (。・_・。)2k (2013-03-22 16:04)