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株式市場スナップショット 広木隆さん [広木隆さん]

本日、中国・上海株式相場は続落した。上海総合指数の終値は前日比14.550ポイント(0.62%)安の2315.270と10月21日以来約1カ月半ぶりに年初来安値を更新した。2009年3月25日以来約2年8カ月ぶりの安値。11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%上昇と前月から低下、市場予想も下回った。金融緩和期待が高まり、指数は一瞬小幅高に転じる場面もあったが買いは続かなかった。なぜなら「中国が利下げを行うのはまだ先」との見方が市場の大勢を占めているからだ。中国は金利がインフレを下回る「実質金利マイナス」の状態だ。早期の利下げはさらに実質金利マイナス状態を強め、せっかく収束の兆しが見えたインフレを悪化させかねない。新興国全般に共通する資金流出を防止する観点からも早期利下げは困難かもしれない。
このため現在は本格的な金融緩和期待よりも景気減速懸念が強く、これが中国株安の背景にある。だから、あくまでも利下げは「サプライズ期待」である。
2011/12/9
以上、転載
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コメント 1

(。・_・。)2k

もう中国悪くなってるんですね
どうなるんだろ来年は、、、
by (。・_・。)2k (2011-12-26 13:11)