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廣澤知子のやさしいマネー講座 第195回 [証券会社メルマガ]

http://lounge.monex.co.jp/column/money/2010/08/30.html
円高阻止のための介入では市場から調達した円でドルを買い、市場に円を支払う、という流れですから為替介入によって市場の通貨(円)量、つまりマネーサプライは増加しないことになります。これは「不胎化介入」(本来は為替介入とともにマネーサプライの増減がないように金融調節を実施する介入)といいます。
現在の日本では市場への資金供給を増やす対策をしているわけですから、介入資金を市場で調達せず(FBを日銀が引き受ける)にドル買い介入を実施すれば、市場において円のマネーサプライは増加=金融緩和の効果にもつながるはずです。これは「非不胎化介入」と言われるものですが、もし単独介入を実施する場合は、こうした介入を「大規模に」行うことで円高阻止だけではなく、デフレ対策の効果も期待できるかもしれませんね。
以上、マネックスメール 2010年8月30日(月)より転載
FB=政府短期証券
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