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マイナス金利が銀行・生損保・その他金融に与える影響 窪田真之さん [窪田真之さん]

損害保険は、原則1年契約です。生命保険のように20年30年と続く契約はほとんどありません。生命保険のような長期固定負債をかかえているわけではありません。したがって、日銀がマイナス金利を導入して、長期金利が低下しても、運用の逆ザヤが発生する懸念はほとんどありません。
日経平均が上昇する時、損保株の値動きが良くなることが過去によくありました。保有する資産(株や不動産)の時価が上昇することが意識されるからです。損保株の短期的な値動きは、保険業の損益よりも、保有する株や不動産の値動きで決まることが多いのです。今後、日経平均が底打ちして上昇が続くと考えるならば、ここから損害保険株への投資が面白くなります。
本業(保険業)の損益も、もちろん重要です。短期的な株価への影響は必ずしも大きくありませんが、長期的な株価変動には影響します。
日本の損保会社は長年にわたり、自動車保険の赤字に苦しんできました。ところが、近年、損益改善のために料率引き上げを実施した効果で、自動車保険は改善しました。つまり、本業損益は改善しつつあります。
2016年2月2日
以上、転載
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